大東亜戦争 〜 アジア諸国の植民地時代の終焉であったのか…

当代、特にここ近年の我が国では、インターネット情報革命によって、” SNS ” や “ youtube ” などにより「大東亜戦争によってアジア諸国は植民地時代の終焉を迎えた」と云う情報が多く見られる傾向にある。そして、その殆どが、大東亜戦争を美化する歴史認識のものであるのだ。

植民地支配されたアジア各国の見方からすればそうであるとしよう。

確かに全てが間違いだと云う事は出来ない。が、しかし、では植民地支配していた側の国、いや世界支配層からの視点で見た場合ではどうであったのであろうか??…

彼の勢力は、戦前には英・仏・蘭を利用した植民地支配政策を採り、戦後では米国を利用し、「同盟」と云う美名のもとで間接支配政策を意図して行って来たのではないのか??… 。

こうした視点から見ているものが殆ど存在していない実情から考えたい。

初めに、国際政治学者グレン・スナイダーは、第二次大戦後に米政府が運用してきた同盟システムを “ 罠にはめる同盟関係 ” 「エントラップメント・アライアンス」であると表現している。このシステムの概要とは、超大国アメリカに「保護してもらっている」と歓喜、安心している同盟諸国が、「気がついてみたら、独立主権国として行動するために必要な外交能力と国防能力を剥奪されていた」… と云う状態にエントラップしておこうとする同盟国操縦である。即ち、同盟諸国に対し ” 米国の保護下にあれば、貴国が自主防衛能力を持つ必要は無い ” として、同盟諸国の自主防衛政策を阻止し、半永久的に米国の ” 家臣と属国 ” の地位に留めておこうとするのが、この同盟政策の正体なのである。

また、故ロックフェラーの手足として、キッシンジャーと共にあった、故ブレジンスキーも、民主党カーター大統領安全保障政策補佐官時代の1990年代、米国の一極覇権政策を支持していたのだ。

国際関係の ” 赤裸々な事実 ” をそのまま露骨に表現する癖があるブレジンスキーは、当時、米国の同盟諸国のことを、米国の「家臣と属国」にすぎない。としていたのである。また、米国は、これら ” 家臣と属国 ” を、

・軍事的に米国に依存せざるを得ない状態に置いておかなければならない。

・同盟諸国を米国に依存させることによって、我々は、これら諸国が米国の命令に従わざるを得ない状況を維持する。(Grand Chessboard) 。

と主張していたのだ。

米国は公の場では、米国の営む「同盟」を国際公共財だと発信して来た。各国が利益を共有するものとして来たのである。ところが米国の本音とは、この名目のもとに米国に頼らざるを得ない多くの ” 属国 ” を創り、これらの国々の「軍事・経済・外交」政策を操縦するものであったのである。即ち、米国の提供する「国際公共財」が、米国による世界支配の道具となってきたのだ。

お気づきの方も多い事だとは思うが、終戦より今日までの我が国は米国の属国なのである。日米同盟・日米安保保障条約と云う国際的公共財によって保護されて来たのだ。

よくよく考えれば見えてくるであろう。

まず、憲法、外交、国防、経済、金融政策。加えて歴史認識までをも米国、いや米国までをもコントロールして来た勢力によって支配されて来たのだ。

我が国の政治家、官僚、言論人さえも、こうした現実を ” 主権国家のあり方としての異常 ” として判断する思考能力すら失っている状況にある。

1950年代後半から、仏国・ド・ゴールと独国・アデナウアーは、上記の如き ” エントラップメント政策 ” によって成り立っている同盟関係を嫌ったにも拘らず、敗戦後の日本で、真の独立と主権を回復しようとして努力した総理大臣は、岸信介、鳩山一郎、石橋湛山のたった三名だけだったのだ。” ナショナリスト ” だと云う芝居を演じていたのが、吉田茂であり、中曽根、小泉は実質上、米国の家臣政治家であった。

何故、我が国の歴史家の多くが、国際政治の動きに関心を持たないのか不可解である。植民地解放史観を謳うのなら、植民地時代に植民地支配を通して一体どこの誰が、最大の恩恵を受け利益を上げたのか??…

この部分だけスッポリ抜け落ちている。先に書いた通り戦前の英仏蘭の支配者、戦後の米国の支配者の事に言及する者がおらず、むしろ日本軍の事ばかりに関心を持ち、また発信して国民の目を誘導しているのではないのか??… 。

我が国日本が、明治維新から大東亜戦争までコンプラドールにされ、戦後からは日米安保と云う保険により属国である状況を何故発しようとしないのか??… 。

我が国に在日米軍が存在する限り、軍事的属国なのである。この現実を踏まえれば、米国の経済を支えるためのものを要求され続けて来たと云う事を解せる。決して、 ” 植民地解放史観 ” を間違いだと云う事ではないが、現実的に、現在でも米国を実質支配している勢力に対して無関心のままでよいのか??

多くが、W GIP(War Guilt Information Program)

をことさら強調しているが、本質的、現実的な事、即ち我が国日本、日本国民は、米国G H Qにより洗脳され、騙され、または嵌められ、「日米同盟」に錯覚、惑わされ、現実には完全なる「属国」状態にある事を疑わずしてどうするのか??… と云う事なのである。

一言で云えば、「植民地解放史観の見落とし」を指摘しているものである。

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