エマニュエル.カントの哲学

「永遠平和のために」1795年・エマニュエル・カント著

2017-11-17 投稿記事

日本の左翼といい、米国の反トランプリベラルといい、なぜ左翼は自国を破壊しようとするのであろうか?

そしてなぜ彼らは国民国家を無用の存在と考えるのか?

左翼の価値観である自由・平等・人権・民主主義・反差別・反戦平和といった概念は、日本やアメリカという国民国家が無くても守れる、むしろ国民の自由や人権を規制し、外国人を差別し、そして武力によって国家間の問題を解決しようとする日本やアメリカやその他の全ての国々がこの地球上から無くなった方が、左翼的価値観をより守れると彼等が考えているからなのだろう。左翼連中は自らの信じる左翼的価値観を守るために、本能的に国家を敵と認識し、破壊しようとしているのだ。しかし本当に国民国家無くして左翼的価値観や世界平和は守れるのか?……

18世紀の大哲学者であるエマニュエル・カントは、フランス革命後「永遠平和のために」という著書を発表した。

どうすれば永遠の世界平和(カントの言う永遠平和)を実現出来るのかを考察した本だが、カントはその方法として二つの仮説を提示してる。「世界国家」と「平和連合」である。

世界国家とは、個々の国家を潰して、地球全体を一つの国家とする方法だ。国家が無くなって地球全体が一つの世界国家になれば、この世から戦争が無くなり、世界平和が実現しそうでだが、カントはこの方法を真っ向から否定している。人間は住む土地(国)によってその持っている価値観に違いがあり、一つの世界政府が世界国家全体を画一的に統治すれば、必ず世界中の人々が反発を起こし、それが全世界的な戦争に繋がるからだ。世界平和のために建設した世界国家が、世界中で戦争を発生させる原因になっては本末転倒だという訳である。

ヨーロッパ版世界国家であるEUが、イギリスの反発と離脱にあって崩壊の危機に直面しているのを見ても、世界国家は非現実的であるというカントの指摘は正かったのだと今更ながら思う。カントがその世界国家の代案として提示したのが平和連合である。平和連合とは世界中の国家がその枠組みを維持したまま平和的に連帯し、世界平和を実現する方法だ。20世紀の国際連盟や現在の国際連合は、このカントの平和連合のアイデアをベースにして生まれた組織である。現在の国際連合が色々問題があってもそれなりに世界平和に貢献し機能しているのを見ても、平和連合こそが現実的な永遠平和の方法であるというカントの指摘は正しいと言えるのだ。ではカントの言う、住む土地ごとに異なる人々が持っている特有の価値観。とは何か??それは伝統的価値観、つまり「保守主義」であろう。カントは保守主義こそが現実的な世界平和の基礎だと本の中で説いていたのだ。世界平和を守っているのは、本当は自称反戦平和主義者の左翼連中ではなく、我々のような真っ直ぐに国を想う保守主義者たちなのである。世界平和は保守主義を基礎とした国民国家の連帯によって守られている。その現実を否定し、世界中の国民国家を破壊し、世界国家を建設して、人類を全世界的な戦争とテロの泥沼に陥れようとしているのが、自称平和主義で反差別主義者の左翼たちであるのだ。まったく愚かとしか言いようがないであろう。

国民国家はその国の伝統的な所有者(マジョリティ、多数派)が、差別によってその数的優位を維持しなければ崩壊する。ナチスドイツのユダヤ人虐殺のような過激で非人道的な差別は許される事ではないが、国民国家の枠組みを守るための人道的、道徳的な範囲内の差別は必要なのだ。差別と云うより区別の方が的を得ている言語であろうか。

地球上の全ての国民国家が崩壊し、世界政府が世界国家を統治する世界とは?……

少しイメージすれば分かり得るが、それは地球全体が一つの「アカ」独裁国家になった状態であるのだ。少なくともそうなる危険性は多分にあるのではないかと、人生52年を経て考えるようになった。

左翼の者達へ…

なぜ国民国家の破壊と「独裁世界国家」の建設が、世界平和を実現するのか??

国会が幾つもの政党に分かれて、お互いにその行動をチェックし批判し合う事で、国の自由や平等や人権や民主主義が守られているように、世界が複数の国に分かれて、お互いにその行動、言動をチェックし合う事で、世界中の自由や平等や人権や民主主義は守れているのではないのか??

地球上から国民国家が消滅すれば、左翼的価値観である自由や平等や人権や民主主義も、この地球上から消えて無くなるのではないのか??

実は国民国家を守ろうとしている我々保守主義者こそが、保守主義だけでなく世界の左翼的価値観すら守っているのである。

世界中の左翼が行っているのは、ただの無意味な破壊に過ぎない。

保守主義と国民国家と平和連合(国際連合 )さえ有れば、世界平和も左翼的価値観も自動的に守られるのですから左翼主義者や左翼政党や左翼マスコミなど、もうこの世に存在する価値は無いのかも知れない。

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